我が家のベランダではタイバジルを育てている。私が育てているのはタイバジルやコブミカン(バイマックルー)といった、なかなか生のものが手に入らない香草類。タイバジルはフォーの重要な薬味であるし、タイ風の海鮮サラダには欠かすことのできない存在だ。そのタイバジルも5月末に種まきしたものが少しずつ伸びてきて、いよいよ間引きが必要なくらいになった。冷蔵庫の中身と相談して、ガパオライスを作ることにする。タイの炒め物はちょっと甘いものが多い。にんにくと生の唐辛子をみじん切りに、紫玉ねぎ半分をみじん切りに、パプリカ半分は少し粗めのみじん切りにしておく。にんにくと唐辛子を油で炒めて、辛いにおいが出てきたら豚挽き肉200gを加えて炒める。少し水を入れてやるとパラパラになりやすい。挽き肉におおかた火が通ったら紫玉ねぎとパプリカを同時に加えて、すぐに黒糖を小さじ1杯加える。焦げ付かないように混ぜるように炒めて、今度はナンプラーを大さじ1杯と、オイスターソースを少々加える。少し味見して、塩を少々加えて調味する。この間に野菜は十分火が通るので(若干しゃきしゃき感が残っている方がいい)、火を止めたらタイバジルの葉を散らしてさっくりと混ぜる。ここにパクチーも加えていいし、パクチーはあとから生の状態で乗せるだけでもいい。本当は調味料にカピ(エビなどを発酵させた調味料)があるといい。カピを使うなら、ナンプラーとオイスターソースを減らす必要があるけれど、たぶんふつうの家庭にはないし、簡単には買えない。それと、カピを使うときには油でよく炒めて使うべきで、この際にう○このようなにおいが立ちこめるので、家庭向きではないだろう。話が逸れたけれど、器にご飯と、目玉焼きと一緒に盛って完成。日本で食べるガパオライスには必ずといっていいほど目玉焼きが乗っているけれど、もちろん目玉焼き抜きでもいい。
つい昨日、琵琶湖で若者が潜水中に死亡するという、たいへんいたましい事故が報道された。当該若者はまだ大学生。仲間と合わせて3人で琵琶湖に、タナゴ採集に来ていたのだという。遊泳は深夜2時からだというから間違いなく魚の寝込みを狙った採集だ。琵琶湖では昨年にも死亡事故があったように記憶している。心から残念に思う。 最近十数年あまりの間に、体感として琵琶湖を採集のために泳ぐ人間が増えている。採集のための遊泳は、つまり潜水を伴う採集である。潜水そのものはプロの調査でも行われることはそれなりには一般的で、淡水域であればダム湖や河川で行われている。しかしその多くは日中で、夜間のものはごくごく少ない。行われるにしても多くはアクアラング(いわゆる酸素ボンベ)を背負ったスキューバダイビングで、タンクを伴わないスキンダイビングであることはごく浅い場所で行われるものを除けばないと考えていい。理由は単純で、危険性の高さが成果に見合わないためである。 私は小学生の頃からプール遊泳が苦手で、海でも泳ぐのが苦痛な子供だった。長い間赤帽で、プールで溺れかけたことも何度かある。ただ魚を捕るとなると話は別で、小学三年生の頃からゴーグルをつけて海や川で潜り、川底に潜む魚を採ってきた。ただ、川の場合は大人も目の届くようなキャンプサイトの脇の浅く、流れのゆるやかなところだけで、もちろん日中である。頻度はというと年に二度か三度で、十分達者であったとはとても言えない。 琵琶湖ではじめて泳いだのは高校2年の年だ。琵琶湖には海水浴ならぬ湖水浴場が何ヵ所かあって、そこで生物部のなかまたちと泳いだ。話が少し横道にそれてしまうが私の出身高校はスポーツに異様な執念をもった学風があり、誰一人としてプールの見学パスは許さず、連続300メートル遊泳が達成できなければ留年させるという、本当にそういう事例があったのかは分からないけれどそういう手合いであったので、当然私もこれはふつうにパスできるようになり、体力テストも万年E組状態から3年間でBクラスにまでランク上げ"させられる"という具合であったから、体力はおのずと標準以上になっていた。それでも琵琶湖には海ほどではないが波があり、浅い場所ではヒロハノエビモなどが密な群落を作っていて、それに大いに絡まる。さらにその外側まで泳ぐと水深が一気に落ち込みはじめ、湖流の影響も受...
