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九州らしいたけのこごはん

 私はとにかく炊き込みごはん、まぜごはんがすきで、毎月のようにさまざまな炊き込みごはん、まぜごはんを作っている。子供の頃には栗ごはんが大好きで、もちろんたけのこの入ったごもくごはん(我が家ではそう呼称していた)もすきだった。きらいだったのは豆ご飯。しかしこれも中学に上がる頃には香りを楽しめるようになった。 さて、今年はなかなかたけのこが食べられずにいたところ、園芸料理人氏から茹でたばかりのものをお恵みいただいた。たくさんのたけのこが手に入ったら、やっぱり若竹煮、そして、炊き込みごはんを作りたい。この日は遠方から知人が来ていたので、ようこそ福岡へ!ということで、福岡らしい味つけとする。 たけのこは根元の方が硬くて、先の方が柔らかい。大きなたけのこの根元と先を半分に切り分けて、前者は横方向に薄く刻んでから幅1センチほどに刻む。後者は縦に、たけのこの内側の層がのこぎりの歯のようになる形で、厚さ5ミリ程度にする。大きめの方がぜいたく感が出る。冷蔵庫に椎茸があったのでこれも、三個を半分にしてから薄く刻んでおく。米三合を研いで、2合分の水を加えて30分待つ。その後、本だしを小さじ2分の1ほど加えてさっと混ぜる。 米の上に椎茸、たけのこと加えたら、ニビシのうまくち醤油を大さじ2杯、みりん大さじ4杯、酒大さじ1杯も加える。かき混ぜなくてもよくて、のの字を描くようにしてそれぞれ加える。早炊きモードで炊いて、炊き上がったら三葉1束を刻んだものを手早く混ぜ込む。 私の普段作るものとちがって、九州らしい甘さが乗り、色味も濃いタケノコご飯。半合くらいもち米にしてやるとおこわっぽくてこれまたおいしい。