半助というものがある。かつて、1円のことを円助と呼ぶ俗語があった。その半分、つまり50銭が半助ということになる。現在は銭という通貨はなくなってしまったけれど、関西、特に大阪でうなぎの頭を指してこのように呼んでいる。
関西風の蒲焼きは頭をつけたままで腹から裂き、頭を切り落とさずに焼く。そこで余ってくるのがカミシモ、要するに頭と尾の先である。シモのほうは切ったり切らなかったりだけれど、カミのほうは蒲焼きとして完成したのちに切り落として、半助として販売されている。今はさすがに50銭では買えないが、安い値段で買うことができる。北九州では頭もつけたままで売られていて、普通、細かく叩いて酢の物にしたりするのだという。
大阪には半助豆腐なるものがあるので、今日はこれを作ってみる。半助をふたつ、それに尾の先もふたつある。材料となるのはこれに加えてねぎ1本と、豆腐(焼き豆腐か木綿豆腐がよい)半丁だけだ。鍋にかつおのだしをとって、これを1.5カップ。そこへ薄口醤油、みりん、酒をすべて大さじ2杯加えて、半助を加えて冷たいうちから煮る。こうするとよく味が出る。煮たってきたら適当に切った豆腐と、ねぎを加えて、火が通るまで煮る。とても簡単。
この日は九条ねぎを使ってみた。煮汁がとてもおいしいので、ぜんぶ飲みきってしまう。
関西風の蒲焼きは頭をつけたままで腹から裂き、頭を切り落とさずに焼く。そこで余ってくるのがカミシモ、要するに頭と尾の先である。シモのほうは切ったり切らなかったりだけれど、カミのほうは蒲焼きとして完成したのちに切り落として、半助として販売されている。今はさすがに50銭では買えないが、安い値段で買うことができる。北九州では頭もつけたままで売られていて、普通、細かく叩いて酢の物にしたりするのだという。
大阪には半助豆腐なるものがあるので、今日はこれを作ってみる。半助をふたつ、それに尾の先もふたつある。材料となるのはこれに加えてねぎ1本と、豆腐(焼き豆腐か木綿豆腐がよい)半丁だけだ。鍋にかつおのだしをとって、これを1.5カップ。そこへ薄口醤油、みりん、酒をすべて大さじ2杯加えて、半助を加えて冷たいうちから煮る。こうするとよく味が出る。煮たってきたら適当に切った豆腐と、ねぎを加えて、火が通るまで煮る。とても簡単。
この日は九条ねぎを使ってみた。煮汁がとてもおいしいので、ぜんぶ飲みきってしまう。