沖縄で単にそば、あるいはすばと言えば、そば粉を使った日本そばではなく、小麦の麺をかんすいで茹でたもののことを指す。かつてはガジュマルの木灰で茹であげていた。今や、メジャーな沖縄料理のひとつであって、沖縄の人々にとっても欠かすことのできないものとなっている。
さてこのそば、かつては生麺を買ってきて、残りのものは家で作られることも多かったようだ。最近では炊いたソーキや三枚肉も、インスタントの汁の素だって売られているから、手軽にそばを作ることができる。基本的に昼間しかやっていないが、そば屋もあちこちにある。しかしここ福岡ではそのような恵まれた環境は残念ながら実現していないので、ほとんどを自作することになる。
まずは一番時間のかかるソーキの煮物だ。豚の軟骨あばら(ソーキ)を甘辛く煮たものである。まずはソーキを沸騰した湯に放り込んでしっかりと湯通しする。中まで火が通る必要はないが、少し長い目に湯通しして、冷水にとる。鍋に湯を沸かして、濃口醤油と黒糖を1対1の割合で大さじ3ずつ入れ、さらに泡盛を2分の1カップくらい。これでソーキを10枚煮る。ほかに長ねぎやしょうがの薄切りも一緒に煮る。私はシャトルシェフを使っているので、まず沸騰させてあらかたのアクをとり、蓋をして半日置く。これを3回繰り返す。あとは汁気が少なくなるまで、中弱火で煮詰める。これだけでいいのだから実に簡単だ。はじめの1回は味付けをしないで、水炊きというか泡盛炊きをして、2回目から味付けするのもよい。豚の煮汁をたくさん作っておくと、その煮汁をスープに使える利点がある。
さてそのスープ。現代のそばのスープの決め手はかつお節にある。普通にだしを取るときの倍くらいの量(もっと多くてもいい)のかつお節を水から中火で炊いて、沸騰しそうになったら火を弱めて2、3分炊く。かつお節を濾したらそこへ豚骨スープの素を小さじに1杯。うすくち醤油を小さじに1杯。あとは海塩少々で調味する。豚骨スープの素がなければ、鶏ガラスープの素でも悪くはない。なおこれは1杯の分量。
生麺はさすがに買えないが、乾麺なら手に入る。麺を茹でてスープと合わせ、ソーキ、好みでねぎ、紅しょうが、昆布などを盛る。昆布は結び昆布としたらいいけれど、面倒なら結ばなくていい。うっすら甘い汁で味つけておくといい脇役になる。この日は出し殻として残っていた干し椎茸も乗せてみた。
さてこのそば、かつては生麺を買ってきて、残りのものは家で作られることも多かったようだ。最近では炊いたソーキや三枚肉も、インスタントの汁の素だって売られているから、手軽にそばを作ることができる。基本的に昼間しかやっていないが、そば屋もあちこちにある。しかしここ福岡ではそのような恵まれた環境は残念ながら実現していないので、ほとんどを自作することになる。
まずは一番時間のかかるソーキの煮物だ。豚の軟骨あばら(ソーキ)を甘辛く煮たものである。まずはソーキを沸騰した湯に放り込んでしっかりと湯通しする。中まで火が通る必要はないが、少し長い目に湯通しして、冷水にとる。鍋に湯を沸かして、濃口醤油と黒糖を1対1の割合で大さじ3ずつ入れ、さらに泡盛を2分の1カップくらい。これでソーキを10枚煮る。ほかに長ねぎやしょうがの薄切りも一緒に煮る。私はシャトルシェフを使っているので、まず沸騰させてあらかたのアクをとり、蓋をして半日置く。これを3回繰り返す。あとは汁気が少なくなるまで、中弱火で煮詰める。これだけでいいのだから実に簡単だ。はじめの1回は味付けをしないで、水炊きというか泡盛炊きをして、2回目から味付けするのもよい。豚の煮汁をたくさん作っておくと、その煮汁をスープに使える利点がある。
さてそのスープ。現代のそばのスープの決め手はかつお節にある。普通にだしを取るときの倍くらいの量(もっと多くてもいい)のかつお節を水から中火で炊いて、沸騰しそうになったら火を弱めて2、3分炊く。かつお節を濾したらそこへ豚骨スープの素を小さじに1杯。うすくち醤油を小さじに1杯。あとは海塩少々で調味する。豚骨スープの素がなければ、鶏ガラスープの素でも悪くはない。なおこれは1杯の分量。
生麺はさすがに買えないが、乾麺なら手に入る。麺を茹でてスープと合わせ、ソーキ、好みでねぎ、紅しょうが、昆布などを盛る。昆布は結び昆布としたらいいけれど、面倒なら結ばなくていい。うっすら甘い汁で味つけておくといい脇役になる。この日は出し殻として残っていた干し椎茸も乗せてみた。