魚には炊き込みご飯とするうえでの向き不向きがある。だからなんでも炊き込みにしたらいいというわけではないし、その方法論にも色々なものがある。 このところサワラが安い。特にさごしと呼ばれる小振りのものはかなり安いが、しかし日によってはとてもいいものがある。肉が白く、脂がついている。こういうものを買っておいて、なんでも使えるようにそのまま冷凍しておく。 冷凍庫から取り出したら常温で自然解凍させて、さわらめしを作ることにする。米2合にもち米を半合混ぜ、といでから半時間吸水させる。ここにこいくち醤油大さじ2、酒大さじ3を合わせ、かき混ぜてちょうど2合半分になるようにして、その上にサワラの切り身(皮つき)と、ゆで筍の冷凍しておいたものを融かし、軽く絞って乗せる。筍はそのまま冷凍は難しいが、使いやすいサイズに切って砂糖をまぶしておくと冷凍できる。これを取り出してざるに入れ、水で洗い流したら炊き込みご飯や炒め物、汁物に使える。私はこうして年中筍を食べられるようにしている。余談が長くなった、これにて炊き込みご飯モードで炊飯する。炊き上がったらすぐによくかき混ぜる。 さわらごはんに大したコツは見当たらない。強いて言えば、濃口醤油を使うこと、酒は少し多めにすること、余計に甘くしないこと。
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